X-Rite社のColorCheckerPassport(カラーチェッカーパスポート)で色を合わせてみました [カメラ設定]
こちらのブログでは、モデルさんの写真を掲載するつもりで
立ち上げたので、あまりカメラの話は載せないつもりでしたが、
最近は本ブログがメインになりつつある(というか、メイン?)ので、
こちらにアップすることにしました。
で、掲題の件、
「X-Rite社のColorCheckerPassportを使った色合わせ」について
書いてみたいと思います。
※なお、掲載した写真(jpeg)は、LR4にて
カラースペース=sRGB IEC61966-2.1で現像したものです。
(本文に書いた補正以外は行なっていません)
最初の1枚は、ColorCheckerPassportの撮影です。
時刻は3/31の15時頃、撮影場所はスタジオバジルのクールミントスタジオです。
ニコンD800で、RAW形式で撮ってます。天候は曇りでした。
WBはオートで、M+1、B+1だったかと思います。
※トップ画像と同じです。モデルはくるるんですw
次にColorCheckerPassportに添付されているソフトウェアに、
先ほど撮影した写真を読み込ませます。
拡張子はDNGにしないといけません。
各メーカRAW(ニコンであればNEF)形式であれば
Adobe DNG Converter(フリーで使えます)で、DNGに変換しましょう。
で、プロファイルを作成します。
LR4のカメラキャリブレーション→プロファイルに、
先ほど作ったプロファイルを読み込ませます。
最初の画像と色合いが変わったのがわかるでしょうか。
次に、ホワイトバランスを合わせます。
LR4の「ホワイトバランスの選択」を押下し、
ColorCheckerPassportの白部分(左上)をクリックします。
この時点で、「おー確かこんな色だったな」と感じました。
あとはレンズ補正の「色収差の除去」「プロファイル補正を使用」
(いずれもデフォルト値を使用)を使ってみました。
最初(下)と比べると、かなり違っていることがわかりますね。
・修正後
・修正前
これでだいたい色はあったはずなので、
後はお好きな様に修正していく・・・という流れになります。
正直、今まで苦労していたのはなんだったのか・・・
というくらい、簡単に合わせることが出来ました。
これで、3/31 15時クールミントスタジオ、曇、D800での撮影であれば
同じプロファイルが使えるはずです。もちろん、来年でも使えます。
当然、異なる環境での撮影ではまたプロファイルの作成が必要になります。
ColorCheckerPassportは1万円ちょっとですが、
これだけ簡単に色を合わせることができるのであれば、
決して高くはない、買い物だと思います。
一度お試しあれ。
ColorChecker Passport KHG3421-PP
- 出版社/メーカー: X-Rite
- メディア: エレクトロニクス
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